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【みつけばスタッフ紹介】 神宮慎之介 (現場リーダー)

執筆者の写真: 智美 青木智美 青木

このシリーズでは、みつけばスタッフによる自己紹介記事を上げていきます!

個性豊かと噂されているみつけばにはどんなスタッフがいるのでしょう?


トップバッターはプランニングチームリーダーの、神宮慎之介(じんぐう しんのすけ)から!以下、神宮さんが進んで自ら執筆した自己紹介文です、早速見ていきましょう~👀

↓↓


【act the fool】


どうも。

みつけばハウスの職員の神宮です。


自己紹介をしろとブログ担当者の青木さんから言われましたが、僕は(自称)ひねくれ者なので、そういうふうに言われると、『自己紹介の「自己」っていったい何なんだろう?』とかいったクソめんどくさいことを考えはじめて立ち止まってしまいます。

(そういう意味で、むかしから自己紹介が苦手です。)


少なくとも、僕の「自己」は固定化されたものでなく、「常に移ろって」いるように思います。

「今日の神宮」と「明日の神宮」、いや、もっと厳密にいえば、「1秒前の神宮」と「1秒後の神宮」はたぶん違うわけです。

まさに、この文章を書いている間も、僕は、際限なく「変化」しているのだと思います。

だから、僕は、「自己」を紹介できないのです。僕の「自己」はその都度変化しているので、どれが「自己」と呼べるものなのかが分からないからです。

ただ、ひとつだけ確実に言えるのは、僕は、「自己」というものに縛られない、自由な人間でありたいということだけは言えると思います。

でも、こんなふうに「自己」についてめんどくさく考えてしまう時点で、僕は不自由な人間なのかもしれないですよね。

僕は、「不自由な顔で自由を語る」青臭い人間なんでしょうね。

神宮とみつけば公式ゆるキャラのユルミン

シェイクスピアの戯曲『お気に召すまま』の中に出てくるコトバで、『この世は舞台、人は皆役者』というコトバがあります。

このコトバは僕の座右の銘でもあるわけですが、シェイクスピア曰く、人は皆、「この世界」という名の舞台の上(もっと言えば、「この世界」にあるさまざまな舞台の上)で、その都度いろんな役柄を演じながら生きているんだそうです。

皆さんも、家という舞台の上では「誰かの子ども役」、学校という舞台の上では「生徒役」、みつけばという舞台の上では「みつけばの利用者役」といった具合に、その時々の「舞台」(場面)に応じた「役柄」を無意識のうちに演じわけているはずです。


ワークショップ中の神宮

ちなみに、僕は、みつけばという「舞台」の上では、「プランニングチームリーダー(現場リーダー)」という役柄をちょうだいし、それを演じています。

皆さんがみつけばに来ると、僕は、「みつけばハウス職員 現場リーダー役」として、「みつけばハウスの利用者役」を演じている皆さんの前に登場するわけです。

こういった具合に、もしシェイクスピアが言うように、本当にこの世界(いやこの人生)がひとつの舞台であり、演劇にすぎないのだとしたら、ちょっとだけこの世界がおもしろおかしく見えてきませんか?



ここまでめんどくさい理屈(屁理屈?)を書き連ねてきましたが、僕がみつけばでおこなっているワークショップ企画には、この文章に書かれているような、ちょっぴり理屈くさい哲学的なテーマが盛り込まれていることが多いです。ただ、一見すると、まったくそういうふうに見えないと思います。

見るからに小難しいと取っつきずらいと思うので、「ポップさ」と「遊び」の要素を前面に出しつつも、よくよく考えてみると奥深いという、そんな路線を意識しながらいつも自分の企画を考えています。

プログラム企画中の神宮

「みんなが当たり前に思っていること」や「世の中一般的にふつうとされていること」について、少し立ち止まって楽しみながら考えてみたい人なんかは、僕の考えたワークショップ企画に参加してみると良いかもしれません。

日常の生活圏内で「みんなが正しいと思っていること」を疑ったりすると、つまはじきにされたり、ときには、精神や発達に何らかの問題がある人として扱われたりすることが多いと思うので(多様性が謳われてるくせに!)、もし同じような問題意識を持っていて肩身の狭い思いをしている方がいましたら、みつけばで一緒に遊びながら、思索していきましょう。


冒頭で「自己紹介をふられると立ち止まってしまいます」と書いておきながら、けっきょく立ち止まることなく、長々と自分語りできてしまいました。神宮慎之介という男はそういう人間なのでしょう。


そういうわけで、以後お見知りおきを。

トイレ掃除をしている現場リーダー神宮

著者:みつけばハウス プランニングチームリーダー 神宮慎之介

冒頭:みつけばハウス スタッフ 青木

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